月刊Bestピープル考。〜ヒトから見る、新たな向こう側〜


ex.鮫 ヴォーカル タケル スペシャルインタビュー

『ex.鮫 ヴォーカル』
タケル


◆PROFILE
熊本から上京、95年頃ユニットR.M.DのVol.として活動開始。
’98年アルバム『2102』をリリース。帰郷後はアダルトパンクロックバンド・鮫を結成。
2012年解散。ソロ活動と同時に、FMKレディオバスターズのMCなど活躍中
公式ブログはコチラ

 地元のライブハウスをはじめ、九州、東京など全国各地でロックし、ヘッドバンカーたちを熱狂させてきた鮫。順風満帆に見えていたバンドが、突如、解散宣言。
マスコミをはじめ、ファンを動揺させている中、バンドの顔であるタケルを直撃。本音を語ってもらった。


■突然のバンド解散宣言!地元ロック界に激震が走りました。 いわゆる「方向性の違い」などあるかもしれませんが、クマナビ読者だけにさらに突っ込んだ解散の真相を教えて下さい。

 せっかくなんで、そのいわゆる「方向性の違い」について。
解散理由として使われる“方向性”って言葉は決して“音楽の”ではなく“行きたい場所の違い”って事だと思う。この先の未来図が、同じ方向じゃなければズレていく。それは進む速度も関係してくるし、満足感もそう。“まだまだだ”と“充分だ”は同居できん。
『変わらないモノなんて何1つないけど変わるスピードが違ったんだな』、クロマニヨンズの『スピードとナイフ』の歌詞にもあるように、変わらない物なんてない。デカイ、小さいの差はあってもね。
どこを切り取っても本気でやってきたと言いきれる。だからこそ無理やストレスが生じた時、1つ1つと向き合って真剣に考えてきた。そして辿り着いた答えが解散だった。
新しい未来に導かれた、と思ってるし、全員の答えがそこにあった訳だから、ある意味その解散への方向性は同じだったと言えるかな。
残念ではあるけど、終わりは始まりだと思うよ。何事も

■アダルト・パンクロックを一貫して届け続けた鮫。今、バンドを振り返って得たもので、一番大きかったのは何?

“アダルトパンク”って言葉はジャンルじゃなくて、“パンクスピリッツ”として 使っていた言葉で。じゃあそもそも“パンクスピリッツって何だ!?”って話なんやけど、自分は“生き方だ”と思ってる。
1度きりの人生、せっかくならかっこいい生き様を残したい!大人になるとしがらみとか増えちゃうのは分かる。だから、その中で生き方を学んで冒険する!想いを貫く!冒険したいと思ってる人はいーっぱいいる。
ライブハウスに行った事ない人達が鮫のライブがきっかけで初めて来て、その後何回目かライブに来たときには最前列で拳を突き上げる姿をたくさん見れた。そこでその光景を同じ熊本で活動してるバンド達も見てびっくりしてた。年齢層も幅広くて、それは自慢だった。あれは奇跡やと思うし、勇気に拍手したいし、その光景が1番の自信になった。そこで得た感動が一番大きかった。

■タケルさんにとって鮫というバンドは、何モノだったのでしょう?

これからの人生に絶対に必要な人達に出逢うために、どうしても必要だったバンド

■多数の対バンや水前寺清子さんとのコラボなど行ってきました。中でも一番思い出深い相手は?

今年初ライブとなった7/22、東京・下北沢で行われた横道坊主主催の震災復興 支援チャリティライブ“希望の日〜a day of hope 2012〜”。
このイベントに出れたのは鮫が横道坊主と何度か対バンしたのがきっかけで、しかも今回は横道のギター今井さん、ベースの潤さんと鮫の曲『ダンゴムシ』を演りました!緊張感、ドキドキワクワク感、スリリングなグルーヴ、全てがたまらんやった!『また演ろうぜ』と握手しました!最高のコラボやった!


■最近のバンドで、注目するアーティストは誰? その理由は?

『サカナクション』と『People In The Box』だな。
『サカナクション』はニューシングル『夜の踊り子』をリリースしたばかりで、初回限定でついてくるDVDが凄かった。ライブテイクなんだけど、空のZEPP TOKYOで高性能カメラと特殊な録音方法で作られた映像作品でね。それについても、ちゃんと言葉で説明してあって。こんなチーム作りたくて自分もやってたから羨ましいし、やっぱり『人の力は凄いな』って実感する作品だし、Vo山口くんとは好きな作家が似てるから歌詞にはいつも共感するなぁ。
もう一つPeople〜は、11/7に2年振りのフルアルバム『Ave Materia』のリリースが決定したからめちゃくちゃ楽しみ!同じ九州出身のバンドだし、歌詞の世界観と3ピースを駆使した楽曲が大好き。アレンジも。楽曲聴いた人に『考えさせる』小説的バンドだと思う。冬のツアーは福岡まで行きます!『好き』と『ファン』の違いは『飽きる』『飽きない』だと思ってるんだけど、それで言うと完全にPeopleファンです

■最後に。郷土をもっと活性化するために熱いメッセージを!

タケルは東京にずっと住んでた。東京で使い続けた熊本弁。最初は恥ずかしい気持ちもあって直した時期もある。でもやめた。らしくない。無理があったから。使い続けてたら全然恥ずかしくなくなったし、周りも真似し始めた!使っててよかった、と思ったよ。
仕事も家事も育児も学校生活もバンドも、その世界は違えど、人の数だけ人生があって、個性がある。好き嫌いも当然ある。他人より自分の感情が大事。だけどそれを自分以外の人も同じように想ってる。その事を意識するだけで視野は広がる。熊本っていう場所で生まれた事には意味がある。熊本で生まれたから出逢った人達がたくさんいる。外に出るとそれが看板になる。それを誇りと思うか否かは、自分次第。タケルは誇りを持ってた。そうすっと東京でも九州人とすぐ出逢うんだよね。望み、願えば引き寄せる。それが強ければ強い程。
この大地がくれてる見えないパワーを実感して欲しい。そして何よりも自分自身っていう唯一無二の個性を大切に。自分自身ともっと会話して。ノートの表紙にらくがきするだけで、そのノートはオリジナルになる。自分の人生を活性する事が熊本の活性化に繋がる。同じ時代に同じ場所に生きてるなんて凄い事!くじけたり悩んだりなんてしょっちゅうだけど、一緒にたいぎゃ頑張って、楽しい!嬉しい!ば増やしていこう!!

最近の記事

  • ロアッソ熊本 期待の新戦力を直撃インタビュー
    巻誠一郎、岡本賢明、園田拓也
  • 熊本⇔デジタル 次世代を担う新リーダー緊急対談ッ!
    猪子 寿之×小野 泰輔
  • 熊本出身・バンクーバー在住の26歳。今、業界が注目するこの若者の正体は?
    Senna
  • ハリウッドロックスターweezer・リバース(Vo&G)が奇跡の来熊!
    Scott&Rivers
  • 和製ストーンズ?と評されても、間違いではないところまできた実力派バンド
    OKAMOTO’S
  • 今の時代を表すアイコンとなりうるか!?ニコ動でブレイクの歌手デビュー
    ぽこた
  • JFL時代を知る最古参3選手が真剣に熱く語る。
    福王×吉井×矢野 スペシャル対談
  • ソロ女性アーティスト?と意表をつくバンド名には、なんとヴォーカルの名をそのまま冠したという福岡発の
    “黒木渚”
  • 爆笑レッドカーペットなどにも出演し、ブレイクチャンスを狙う吉本興業の住みます芸人コンビ
    もっこすファイヤー
  • 2012グラミー賞ノミネートされた、世界に最も近い日系アメリカ人が九州の夜を襲撃!
    STEVE AOKI
  • 地元が誇るナチュラル・アーティストが待望の新作リリース! 音楽の本質を観た!
    東田トモヒロ
  • 細川元首相の知事時代の秘書にして、元・外資系銀行員が教える成功法則
    関下昌代
  • 今年結成15周年を迎えたロックバンド
    10-FEET
  • AKB48の公式ライバル、
    乃木坂46
  • 日本一小忙しいコンビ、
    トータルテンボス
  • 熊本の名ロックバンド、解散。
    タケル ex.鮫
  • 芸人以上の、芸人。
    チュートリアル徳井
  • 叶える、18〜23歳の365日過ごし方。
    土井英司
↑ページトップへ