月刊Bestピープル考。〜ヒトから見る、新たな向こう側〜


スペシャルインタビュー

3月3日(日)、今年も熱い1年が幕を開ける。
’05年にチーム発足、そして’08年にJ2参入以降、「J1昇格」を目標にチーム一丸となって戦い続けている。
そんなプロサッカークラブが今シーズンを迎えるにあたり、編集部が徹底取材を敢行。これを読んで、ぜひスタジアムに足を運んでみよう。

◆PROFILE

6 DF
福王忠世
ふくおうただよ

兵庫県出身。セレッソ大阪でプロ選手となり、20歳で発足1年目のロアッソ熊本に加入。以来、九州リーグでMVPを獲得するなど、守備の中心として活躍。初年度から同じ背番号をつけているただ1人の選手だ。

◆PROFILE

5 DF 
矢野大輔
やのだいすけ

菊池郡菊陽町出身。大津高〜ガンバ大阪、サガン鳥栖を経て2006年に加入。打点の高いヘディングが武器で、守備的なポジションながらコーナーキックなどから毎年得点を挙げている。チームきってのイケメンとして人気。

◆PROFILE

22 MF 
吉井孝輔
よしいこうすけ

鹿児島県出身。鹿児島城西高〜湘南ベルマーレを経て2006年に加入。豊富な運動量でピッチを駆け回り、攻守両面で貢献する守備的ミッドフィールダー。今シーズンはキャプテンとしてチームを引っ張る。

ロアッソ熊本公式サイトはコチラ

チームの発足から9年目を迎え、過去に在籍した選手はすでに100名近くにのぼる。
その中でも九州リーグやJFLの時代からチームを支えてきたのが、今年で9年目の福王忠世、そしていずれも8年目の吉井孝輔、矢野大輔の3人。
在籍期間が長い彼らだからこそ分かる、加入当時からのクラブや環境の変化について、また熊本に対する思いなどを聞いた。

「スタジアムの雰囲気はずいぶん変わったし、 サポーターも明らかに増えたと思います」(福王)



―加入した頃と大きく変わったなと思うことは何ですか?

福王(以下、福)「いちばん大きいのはクラブハウスができたことですよね。それも含めて環境が変わったし、カテゴリーも選手も違いますからね」

吉井(以下、吉)「忠世君が言ったように環境の変化が一番ですけど、長年J1でやってきた選手がレンタルでJ2のクラブに来たりして、J2も年々レベルが上がってるなと思いますね」

―熊本県民の反応の変化は?

矢野(以下、矢)「認知度はかなり上がったと思うけど、実際に試合を観に行ったことがある人はまだ少ないと思うんですよね。そこを増やさないといけない」

「でもスタジアムの雰囲気はずいぶん変わったし、サポーターも増えたなぁと思います」

「あとは自分らが歳を取ったっていうのがいちばんデカい変化ですよ(笑)」

「それ言おうと思ってた。おっさんになってもうた(笑)」

―それはまぁ仕方ないとして(笑)、お互いの変化は感じますか?

「吉井選手は結婚して、大人になった(笑)。でもずっと一緒にやってるから、“こいつ上手くなったな!”っていうのは分からないですね。上手な部分も、気が利くなぁと感じる部分も、多分前から持っている部分なので」

「そうだね」

―吉井選手はこの中では1人だけ既婚ですが、結婚しての変化は?

「やっぱり家族を支えないといけないですし、責任が大きくなりますね」

「そういう話を聞くと、結婚って遠のくなぁ……」

「そうやな(笑)」

「もっと期待してもらうために、 自分たちがいい結果を出すこと」(矢野)


―在籍期間が長い選手同士で、熊本に来た当時のことを話したりしますか?

「あえて持ち出すことはないですけど、何かの拍子に思い出して『あの時はああだったよね』って話すことはあります」

「一緒にやってた誰か、例えばキジさん(木島良輔選手/’08〜’09年在籍)を見かけたら、『キジさんなぁ、あん時あんなことがあったなぁ』って(笑)」

「甲府に行った時には、ばっさん(長崎・河端和哉選手/’05〜’09年在籍)が当時はやってた鼠先輩の物まねしてたなぁとか。遠征先のスタジアムやホテルに行くと、当時のことを思い出したりしますね」

「最近は何と言ってもばっさんの話がいちばん多いよなぁ(笑)」

「JFLでMVP取ったしね(笑)」

―皆さんの前所属チームは全て(C大阪、湘南、鳥栖)J1に昇格していますが、3人から見て、J1昇格に必要なことは何だと思いますか?

「強烈な外国人とか、点が取れる選手がいるというのは大きいですよね」

「去年なら甲府のダヴィなんか、ずば抜けてましたからね」

「それだと結局はお金があっていい選手を獲ってきたチームが上がるってことになるけど、そうなるために、5位とか6位とか、昇格が見える順位にいないといけないよね。期待感を持たせて、もっとお金も出してもらうためにも、自分たちがいい結果を出すってことですよね」

「J1で長年やってきた選手が来たり J2も年々レベルが上がってきた」(吉井)


―熊本への愛着はどうでしょう? お気に入りの場所はありますか?

「僕は地元ですから(笑)」

「温泉が多いし、子どもも温泉が好きなので、植木の家族風呂なんかにはよく行きますよ。買い物はゆめタウンとかマックスバリューとか(笑)。よく声もかけられます」

「僕も熊本に来て長いし、関西にはオフに帰省するくらいなんですけど、“熊本に帰ってくる”っていう感覚が年々強くなってますよね」

―好きな熊本弁は?

「“離合”やね(笑)」

「分かります?」

―もちろん(笑)

「あれって熊本の言葉って知ってました?」

「熊本と京都でしか言わないらしいですよ」

「だから他の地域では単に“車のすれ違い”やて(笑)」

「(地元の)鹿児島でも言わないよ(笑)」

「僕も昔から知ってたのか、こっちで聞いて知ったのか覚えてなかったんやけど、この間ロッカーでその話になって、なぜか僕と大ちゃん(矢野)しか分からなかったんですよ(笑)」

―吉井選手は好きな熊本弁、ありますか?

「松っちゃん(松本純一フィジカルコーチ)の『だけんがぁ』っていうのが気に入ってます(笑)。他の人も使うけど、松っちゃんのは何か違うんですよ」

―玉名のイントネーションなのかも。地元ですけど矢野選手は?

「やっぱ、“だご”っすね(笑)。“だごきちい”、“はうごつきちい”、“まうごつきちい”とか言うし。“とても”っていう意味の言葉が……」

福&吉「多すぎる(笑)」

「何個あんねん!て(笑)」

―では最後に、新キャプテンから読者にひと言もらいましょう。

「ロアッソは矢野選手を筆頭にイケメン選手が多いです(笑)」

「女性ターゲットになってるやん(笑)」

「グルメも豊富だし、勝った後の『カモン!ロッソ』の一体感もいいですよ」

「デートで試合を観に来てもぜんぜんかまへんと思うけどなぁ」

「だよね。是非応援に来てください!」

クマナビTOPICS


’05-’12 MEMORIAL MATCH〜忘れられない、あの試合〜


福王’s MEMORIAL MATCH

【2010年J2リーグ第29節 vsアビスパ福岡○2-1】
「最初の対戦で1-6で大敗して、監督からも厳しく言われ、これを糧にしてたくさんのお客さんの前で勝つことができたから」

矢野’s MEMORIAL MATCH

【2009年J2リーグ第1節 vsザスパ草津●1-2】
「北野監督1年目のホーム開幕戦でテンションを上げてもらったのに、自分が横パスを取られるミスをして負けてしまった。凄く悔しかったのを覚えています」

吉井’s MEMORIAL MATCH

【2006年JFL後期第17節 vs佐川急便大阪SC●0-1】
「この負けでJ2に上がれず、サポーターと監督らが言い合いになり、途中で加入した責任を感じました。悔しかったです」

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